のびゆくそうま-135/148page

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村でも早く仕法をやってほしいという願いがつぎつぎにでました。
◎ 二宮仕法の考えをもとに、人々はどんなことをしたか調べてましょう。
二宮仕法の教えをもとに人々は熱心にはたらきました。今までとはちがい、はたらいた分におうじて自分のものとなるので農民はとてもよくはたらきました。さらに、老人から子どもまで自分のできることはすすんでやりました。なわをなって少しずつお金をたくわえることもできるようになりました。
大きな川が少ない相馬地方では、田に使う水がたびたび不足しました。そこで、仕法役所の教えをもとに用水路を作ったり、ため池を直したり、作ったりしました。人々は、この工事にも進んで協力しはたらきました。また、いろいろなくふうもされました。
八幡の富沢地区には、宗兵衛つつみ、又右衛門つつみ、土井つつみ、新つつみ、堀釜つつみという5つのため池があります。これらのため池は水路で結ばれており、それぞれが満水になるようにくふうされています。また、新しい川(富田川)を作り、その川の水を富沢地区の水田に引けるようにしました。
※つつみのことは、ため池ともいう
宗兵衛つつみの記ねんひ
宗兵衛つつみの記ねんひ

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