博物館学習指導の手引き-008/098page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

■小学校3学年社会科

単元名・単元のねらい 主な学習内容 博物館資料 資料活用の視点
4、かわってきた人びとのくらし

(1)むかしをしらべる
・身の回りにある古い道具を持ち寄り、その使い方や使われた時期を話し合ったり、実際に使ってみたりしながら、古いものに対して興味や関心を高める。
郷土資料館や歴史博物館などの見学やお年寄りからの聞き取り調査をして、地域の人々の暮らしの移り変わりの様子をとらえる。

・古いものをあつめる

・古い道具から、むかしを調べる

・むかしのくらし

[g、古い道具]

・すげがさ・からかさ

・わらぞうり・げた

・ひばち・まめたんあんか

・じざいかぎ・アイロン

・はがま・おぜん

・せんばこき・たぐるま

・のぞきばこ・らっぱ式ちくん機

[g、馬と生きる]・代かき

・マンガ・馬グッ

・マンガ洗い・馬頭観世音

[g、新田川の恵み]・ヤナ

(ヤナ漁の変遷)・番小屋

・人口ふ化場

古い生活用具、生産用具などの民俗資料は、3学年の指導計[出iにあわせて、1〜2月エントランスホールに特別展示される。

・江戸時代の生産・生活用具のかなりのものは、明治・大正時代はもとより、中には昭和30年代まで使われたものがあることに気づかせる。

・現在の道具とのちがいをとらえさせ、むかしのくらしを考えさせる。

・古いものに対して興味、関心を高め、身の周りにある民俗文化財を大切にしょうとする気持ちをもたせる。・春に山おこしをした後、鍬などで細かく土を打ち砕き、肥料を入れ、円に水を入れやわらかく田植え作業が出来るようにする作業を「代かき」といった。

・「マンガ」による代かきは、重労働で、子供は鼻どり役であったことをとらえさせる。

・新円川では、江戸時代以前から鮭漁がおこなわれていた。竹、丸太、土俵などを組み合わせて、竹巣堰をつくり、そ上してきた鮭を捕らえた。

・藩では、この鮭をコゴモリと称して、塩漬けにして、幕府や大名家に献」1した。

・川船や道具から、当時のヤナ漁の様子を想像させる。


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は野馬追の里 原町市立博物館に帰属します。
野馬追の里 原町市立博物館の許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。