博物館学習指導の手引き-068/098page

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関連単元名:大地のつくり
展示コーナー:b:地球の成り立ち
資料名:栃窪層産植物化石原町市地形模型


プテロフィルム(シダ類)
▲プテロフィルム(シダ類)

ザミテス(ソテツ類)
▲ザミテス(ソテツ類)

ニルソニア(ソテツ類)
▲ニルソニア(ソテツ類)

栃窪層
原町市・鹿島町・相馬市にかけて、双葉断層の東側に南北細長く広がるジュラ紀中期〜白亜紀最前紀の"相馬中村層群(栃窪層・中ノ沢層・富沢層・小山田層など)"のうち、ジュラ紀後期(約1億5000万年前)の陸成層。栃窪層からは、当時のシダ類・ソテツ類・球果類の化石が多産し、平成8年(1996)には鹿島町の栃窪層で小型肉食恐竜の足跡化石が発見されている。
ジュラ紀
約2億800万年前に始まり、1億4500万年に終わる中生代2番目の時代。この時代の名前は、スイスとフランスの国境に分布するジュラ山脈に由来している。陸上には多様な種類の大型恐竜が進化・繁栄し、小型の恐竜から鳥類の祖先である始祖鳥が分化した。気候は温暖で、シダ類・ソテツ類・針葉樹などの豊かな森林が広がっていた。海では魚竜・首長竜などの爬虫類の他、特にアンモナイトが繁栄していた。
原町市の地層
原町市の阿武隈高地東縁部には、南北に双葉断層(いわき市久之浜から宮城県岩沼市にかけて通る断層)があり、その断層を境とする西側の阿武隈高地には、おもに花南岩や``相馬古生層(真野層・立石層・上野層・大芦層など)"といわれる古生代の地層が分布し、その東側の丘陵地・低地帯には、中生代と新生代の地層が分布している。
原町市地形模型 原町市地形模型


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