小高観光ガイドブック -005/012page
野馬追に思いをはせる
相馬野馬追は、相馬市・原町市・小高町に鎮座する3つの妙見神社の祭礼で、旧相馬藩領で7月23日から3日間に渡って、神旗争奪戦や神事である野馬懸などを行います。その起源は相馬藩祖・平将門が下総国小金原に馬を放して繁殖させ、毎年それを追い上げ、野馬を神馬として妙見神社に献納した神事にあります。
7月25日に小高神社で行われる「野馬懸」は、御小人と呼ばれる者たちが,野馬を素手で捕えて、妙見神社に献上する神事で、野馬追の原型ともいわれ、これをもって3日間の祭りは幕を閉じます。
墓前祭「火の祭]
3日間行われる野馬追にあって7月24日に行われる火の祭は、沿道にかがり火をたき、雲雀ヶ原の祭場から御神輿や武者たちが無事帰ることを願って行うもので、道案内、慰労の意を表しています。