おだかまちの文化財-006/012page

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相馬家墓地並びに霊堂(町指定 史跡)
 同慶寺は相馬家代々の菩提寺で,江戸時代を通じて歴代の藩主が葬られています。
 整然と並ぶ五輪塔などを中心とした相馬家墓地と、相馬家一族の位牌を納めた霊堂が町指定文化財に指定されています。
相馬家墓地並びに霊堂(町指定 史跡)

大名婚礼調度等(県指定 重要文化財(工芸))
 相馬家霊堂には「大名婚礼調度等」と称される、藩主の婚礼の時使われる食事用の漆器などが納められています。これらは二十一代昌胤以来の藩主の奥方が亡くなる度に奉納されたもので、江戸時代中頃から後半にかけて作られました。
 七十二点のいすれもが優品であるとともに、大名の婚礼調度がこのようにまとまって保管されていることは大変珍しいことです。
大名婚礼調度等(県指定 重要文化財(工芸))

古き漁を今に伝える人ともの

蛯沢稲荷神社奉納絵馬地引大漁図及び和船模型(県指定 重要有形民俗文化財)
 蛯沢稲荷神社は、古くは代々の相馬藩主から大事にされており、今でも漁民信仰を集める神社として知られています。明治七年に奉納されたこの大漁図は、地引網漁の様子や魚の取り引きの様子など浦尻の浜と思われる漁村が細やかに描かれています。
 また、他に和船の模型が二隻納められています。一隻は江戸時代に作られたもので、機械船が登場する前の大形荷船の模型、もう一つは明治時代のもので,手こぎの鰹船の模型です。
 今では知ることの難しい昔の船造りの技術や、船の構造を知ることができる貴重な資料と言えるでしょう。
蛯沢稲荷神社奉納絵馬地引大漁図

和船模型
(写真提供)福島県立博物館

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