自然観察ガイドブック曰山の自然 -023/031page

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23 曰山の地質

阿武隈山地に起った地殻の変動によってでき たものと考えることができる。それで分水界 に見られる一定の方向を示すたくさんのわれ 目の構造や規則正しい無数の摂理などは、こ

曰山山頂にある国土地理院の三等三角点
[曰山山頂にある国土地理院の三等三角点] こまかい測量する時に使用される標石、+ のマークのつけられた花こう岩が使用され、 見通しのきく高い山頂に設けられる。いつ でも再測定ができるようにされているので、 十分に気をくばっていただきたい。

の運動が起こったときにできたものであろう。 面白いことに、この水分界の山やまの西側に は、ポツンポツンと独立したトンガリ山が並 んでいるのが目をひく。口太山(843m)・羽 山(麗山)(897m)・移が岳(995m)・羽山岳 (622m)などがそれで、この山もほぼ南北方 向に配列している。

 曰山をつくっている岩石には、どんな種類 のものがあるかというと、大部分が花崗岩(厳

川口部落付近から眺めた麓山
[川口部落付近から眺めた麗山] 頂上付近には大へん固い閃緑岩があ って、現在もさかんに石材を掘り出している


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