わが葛尾村の農業 -031/036page

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せっかくつくり上げた農産物が、思うように売れなく なることです。「農産物の貿易(ぼうえき)自由化(国と国がおた がいの産物を自由に売り買いしようとすること)」と か、お米や牛肉の「市場開放(しじょうかいほう)」(あきない(売り買い) する場所を自由に使わせること)という、日本の農業 全体が今までに、経験(けいけん)したことのない問題です。

 これは、世界の多くの国々が、自分の国の農産物を、 日本の市場に自由に売り出したいという、希望(きぼう)がつよ まってきたのに対して、日本は主として、エ業製品 (農業とちがい機械的に作りだされるもの)の輸出(ゆしゅつ) (外国(がいこく)に向けて売り出すこと)で利益(りえき)を上げて、国づ くりを進めるという考えかたから、農産物の輸入(外国 から買い入れること)は、国内の必要な分量だけと、 制限(せいげん)(ある量以上にならないようにすること)してい るために起きてきた「貿易摩擦(まさつ)」(輸入と輸出の量が つり合わなくて話がまとまらないこと)の解決(かいけつ)がむず かしいからです。

3.また農業保護政策(ほごせいさく)(農業が生産を上げるために農家 一戸一戸では大変という時にお金やしくみで応援(おうえん)する

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