双葉町町政要覧 -004/030page
四季を映す美しい自然につつまれて
めくるめく四季の移ろいに心ときめく
色 多 彩
春、前田川の川辺につくしの子が顔を出して、双葉町の春が始まります。
十万山山ろくの木々は青々と芽吹き、野鳥のさえずりが自然の早春譜を奏でます。夏、青い空から限りない太陽の恵みがふりそそぎ、田園や公園の緑は探みを増して、
太平洋から吹く風に揺れながら、せんだん通りにやすらぎの木陰をつくります。秋、稲穂の海は黄金色に波立ち、十万山の山肌や七日沢の渓流は
葉を紅くして秋の装いを凝らし、人々の瞳に巨大な風景画を焼きつけます。冬、町役場の広場に落葉が舞い、農家の軒先には柿や大根が並び、
みちゆく人に冬の訪れと自然の恵みを感じさせます。