大熊町民話シリーズ第1号 民話 苦麻川-000_02/055page

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  ま え が き

ふるさとの民話や、伝承は、私たちにとって心のふるさとであります。

古代から、連綿とこの土地に住みついてきた私たちの祖先の喜びや悲しみ、そして願いなど、もろもろのものが語りつがれてきたのです。

たとえ、素朴ではあっても、そこには私たち先祖の生活体験や、生活感情がにじみ出ているものだと思いますし、だからこそ血のかようような身近さが感じられるのだと思います。

この本は、去る六月二十三日から七月十七日にわたった県立大野病院入院中を利用して、昭和四十三年陽春以来、時にふれて集めてきた資料のうちから、代表的なもの二十四話を整理したものであります。

今後なんらかのお役に立てばうれしいと思います。

 
吉 田 農夫雄

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