富岡町勢要覧 -005/026page
[諏訪神社]
往古より明治の初年まで、上手 岡、下手岡、千里、本町、小浜、仏浜、 小良ヶ浜、大菅八カ村の総鎮守で あった社です。
神殿は神明造りに反りをもたせ た単層流れ造りで、一六九八年の造 営といわれ、その後拝、幣殿ともに 再建を重ね、昭和五十四年に現在 の社殿が建築されました。
自鶴の伝説、人々の憩う湧泉の鉱泉
[若井戸鉱泉]
今より三百年前の昔、一羽のケガ をした白鶴が舞いおり、朝夕飛び交 い、湧き水に浸っていたところ日毎 によくなり、飛び去ったという伝え があります。跡を探索すると、そこ には湧泉が流れ、神経痛等の病症 に適応することを知り、風呂小屋、 湯槽などを造り、世の病める人々 が利用したのが鉱泉の由来です。
最近は、施設が整備され、町外か らも多くの老若男女が心と体をい やしに訪れています。