ならはの絵馬−村人の祈り−-007/036page
8.鷹図 貞享3年(1686) 上小塙 木戸八幡神社(目録1)
今から313年前のもので町内一古い絵馬である。鷹が止まり木にとまっている絵柄である。同じ鷹図でも小絵馬であることか ら、鷹は養蚕の大敵のネズミを捕食するので養蚕の大当たりの祈願を意味している。
9.松に鷹図 賓保2年(1742) 上小塙 木戸八幡神社(目録3)
全体に胡粉(貝殻を焼いて砕いた白色の顔料)を施し、鷹は墨で描き松の葉のみが淡朱を使っている。胡粉の剥落は著しい。 養蚕の大当たりの祈願と思われる。