わたしたちの郷土楢葉町 楢葉町小学校社会科教師用資料 - 071/110page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

(2) 水防

 1 水防の為の施設   木戸川、井出川共に長年に亙り河川堤防が強固に構築された。
   水位計の所在地   常磐線木戸川鉄橋橋脚

 2 水害の状況     昭和46年の台風23号、昭和54年の台風23号は豪雨であったが、堤防決壊の被害はなく、倒木・土砂崩れなど被害は僅少であった。

 3 水防団の組織   消防団がかねている。

(3) 砂防・防潮・浸蝕

 1 太平洋沿岸の砂防及び防潮は、波倉から山田浜に至るまで、クロマツ林が砂防・防潮林として大事に管理されている。山田浜はタブノキ林もその役目を果たしている。

 2 木戸川・井出川の上流には砂防ダムや砂防提が諸所に築堤されており、砂防林として自然の生育のまま残されている樹林も諸所にある。例、木戸川のモミ−落葉広葉樹の自然林

 3 最近沿岸浸蝕が進んでいる為、波倉浜・井出浜・山田浜にはコンクリートの強固な堤防を築き、更にその外側にテトラポットを積み重ねて浸蝕を防いでいる。

 ●昭和55・56・57年と3年続きの凶作・不作は、夏に冷たい風ヤマセが吹き込んだのがその原因の1つとされている。

(4) 塩害

 海岸近くの家々では、自転車・自動車・農機具・ミシン等鉄製品は錆がひどく、いたみが早いということである。農作物に与える影響も少なからずあり、柿は全然実らないという。


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は楢葉町教育委員会に帰属します。
楢葉町教育委員会の許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。