わたしたちの郷土楢葉町 楢葉町小学校社会科教師用資料 - 076/110page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

  ●天満宮  ●天神原館  ●天神原遺跡
工期と工事費
  昭和54年〜昭和57年3月  1億7千万円

A木戸川渓谷遊歩道

◎場所
 女平分校を右に見て、砂利の林道を行くと柴坂トンネルに入る。抜けると左右にモミやブナなどの広葉樹の自然林が大滝神社まで続く。大滝神社よりに遊歩道の標識がある。

◎遊歩道
 谷はまさに千尋の深さである。道はモミやブナの大木の間を縫って行く。急斜面は右に左に九十九折りである。道の両側にはイワウチワの可憐な花が咲き誇っている。橋もあり、川のない橋である。この橋も九十九折りである。川辺の道は断崖の上にあり恐怖で身がしまる。帰りは息が弾み汗が滲む。

◎長渕と重箱岩
 神秘を秘めた渕のいろはあくまでも青く、大昔は渕の主である大蛇かカッパが住んでいたに違いない。渕は名の通り長い。渕に重箱岩がある。

◎九竜の滝と猿跳ねの岩
 滝は川向うの断崖にくの字に長く走る。猿踏みの岩は滝の川上にある。

◎葦げの滝
 広く平らな岩から見られる。川のこちら側に真一文字に飛沫をあげて流れ落ちる。

◎ぢい杉・ばあ杉
 千年の樹齢である。10世紀に亙りあらゆる風雪に耐え今尚生々と息づいている。楢葉町の天然記念物である。

◎布滝
 一枚の布を広げたように、対岸の絶壁に白く長く懸かる。

◎大滝神社
 4月8日は例祭で、浜下(さが)りの神事がある。

◎雌滝・雄滝
 広く短く轟々と飛沫を舞いあげる。右雌滝、左雄滝である。

木戸川渓谷遊歩道


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は楢葉町教育委員会に帰属します。
楢葉町教育委員会の許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。