広野町勢要覧 -030/031page
21世紀の広野町
町長のごあいさつ
西に阿武隈の山容を望み、東に太平洋が広がる広野 町は、四季折々の豊かな自然とみかんの花咲く温暖な 気候に恵まれた町です。
広野町が町として誕生したのは、昭和15年4月。そ の後、時代の移り変わりに即応しつつ幾多の変遷を重 ね、多くの先人たちの努力により堅実に発展してまい りました。特にエネルギー供給基地として、わが国の 発展に大きな役割を果たすようになりました。
また、21世紀を迎えた今日、常磐自動車道広野イン ターチェンジの開通により、広野町も高速交通時代を 迎え、県内はもとより首都圏や日本海地域及び東北地 方の各地域との交流の活性化や産業集積が期待されて おります。
一方、低成長経済社会の到来や少子・高齢化、国際 化、高度情報化の急激な進展などわが国の社会経済情 勢は、かつて経験したことのない新しい局面を迎えて 変貌しつつあります。このような状況の中、広野町の 新しい町づくりは、長期的視野のもと時代の趨勢に的 確に対処し、「いつまでも住んでいたい、住まわせた い」環境をつくりあげ、明るくいきいきと暮らす町を つくることを目指しております。
この冊子は、たゆみなく発展を続ける広野町の姿を 広く知っていただくために刊行したものであります。
この冊子で、町勢のあらましをご理解いただき、今 後の町づくりに更なるご協力を賜れば幸いです。
広野町長 小松 真
町民の意見を反映させる議会は、14名の代表議員によって構成されます。町議 会は行政を監視し、建設的な意見を加えたり、行政の公正を守るための重要な決言義 機関です。年4回の定例会と必要に応じた臨時会により町行政施策の円滑な推進に 努めます。
現在の広野町役場は昭和63年3月に竣工されたものです。よりよい町づくりを目 指し、生涯学習や町民イベント、行政サービスや環境・産業・文化・情報のさまざ まな面で、迅速かつ効率的に町民の意見に応えられるよう取り組んでいます。