郷土資料集 いわき市-028/051page
5 きょうどにつたわるねがい
(1) 小川江筋(えすじ)のようす
なぜ,このような水路がつくられたのでしょうか。 ○ 小川江筋(えすじ)の水路図(すいろず)
小川江筋(えすじ)は,およそ350年前,平藩(はん)の事業として家臣(かしん)の沢村勘兵衛勝為(さわむらかんべえかつため)が工事を起こし,長い年月をかけて完成したと伝えられています。小川町関場(せきば)から夏井川の水を取り入れ,水路の長さはおよそ30km,山ぎわを通し,約1200haの水田をうるおし,平,四倉を通って仁井田(にいだ)川につながっています。現在は,水道の水としても使われています。
取入口のようす(夏井川)