郷土資料集 いわき市-029/051page
○ 小川江筋(えすじ)のひみつ
工事をするとき,どんな苦労や工夫があったのでしょうか。
水路を見下ろす山ぎわを通る小川江筋(えすじ)夏井川は,田畑より低いところを流れているため,その水を取り入れることができませんでした。そこで,田畑にしようと考えた土地よりも高い,夏井川の上流に水の取り入れ口をつくり,また,用水路(ろ)は,田畑よりも高い山ぎわにそって通すことにしたのです。
江筋は,川を横切らなければならないときもあり,川の下にずい道(トンネル)をほって水を流す方法(サイフォン)がつくられました。現在(げんざい),3カ所見られます。
工事に便われた道具
(いわき社会科地域教材研究会編 「社会科の散歩道」より)
江筋ができてから,土地のようすと米の生産量(せいさんりょう)はどのようにかわったのでしょうか。