いわき市教育委員会指定 平成9・10年度 研究実践校報告-00-1/40page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]


現在,教育改革が進められる中,各小・中学校においては,社会の変化に自ら対応できる心豊かな人間を育成するために,組織的・計画的・継続的な教育活動の展開により,児童生徒一人一人に社会生活を営む上で必要とされる知識・技能・態度を確実に身に付けさせるとともに,個性の発見・伸長を図り,自立心を育成していくことが求められています。
いわき市教育委員会では,「学習指導の充実と基礎学力の向上,生徒指導の充実,道徳教育の充実」等をねらいとした教育研究を進めるため,研究実践校を委嘱してきました。
この研究実践校の指定は,昭和41年度から始められ,今年で33年目になります。
これまでの間,優れた研究の成果は,各学校の教育活動や現職教育等の指針として大いに生かされ,児童・生徒の学力の向上を確かなものとしています。
今回は,平第六小学校,上遠野小学校,三和中学校,田人中学校の4校に研究実践校をお願いし,平成9・10年度の2年間にわたって研究を推進していただきました。
各研究実践校では新しい学力観に立つ学力の育成のため,
・「自ら,課題を追究し,互いに高まり合う」算数科の授業の在り方
・「一人一人のよさや可能性を生かし,基礎・基本を身につけさせ,豊かに表現できる子供の育成」
・「基礎学力の向上を図る授業改善の工夫」
・「確かな基礎学力を身につけ,豊かに表現できる生徒を育成する指導法はどうあればよいか」
をテーマに掲げ,子供を生かす授業の実践を通し,自ら課題解決にあたる児童・生徒の姿を生み出し,学力の定着を図ってきました。各校の実践にも参考になるものと確信します。
ここに,研究の概要をまとめ,研究実践校報告を刊行しました。各学校におかれましては,貴重な実践記録を今後の教育活動に生かすようお願いします。
最後になりましたが,指定を快く引き受けられ,2年間の研究実践を積み重ねて来られました校長先生をはじめ,諸先生方に心から感謝申し上げます。
平成ll年3月
いわき市教育委員会
教育長 砂子田敦博


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権はいわき市教育委員会に帰属します。
いわき市教育委員会の許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。