まんが吉田富三博士の生涯 -186/204page
「人体の病気は 医師が治すのではない!! 自らを癒(いや)す力! 治癒力であります
医師の役割はその治癒力のより効果的な発現を患者のために 手助けすることであります!
医師はいわば第2義的なものつまり脇役であります 静観待機療法(せいかんたいきりょうほう)は医師が患者の病状を静かに観察して、いつ手を出して良いのか、その機会を待つという医師の態度なのです」
「なるほど」 「その通りだな」
「次に― 医事は自然に如かずでありますが… 医事は自然の上位に位置するものではなく自然に従い 治癒力を誘導して病気を治すその手助けが即ち医事だと言う意味でしょう」