ふくしま海洋科学館学習指導の手引き -075/097page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

―マダコ科―

ミズダコ

学名 Paroctopus dafleini

英名 North Pacific gaiant octopus

画像 ミズダコ

■展示場所:親潮大水槽・ふくしまの海

■対  象:小学校

■教  科:国語

■学  年:4年上

■出版社:東京書籍

■大きさ:3m

■分 布:本州中部、日本海、千島、樺太、アリューシャン、カリフォルニア

―特 徴―

 タコ類中、最大の種です。体表には紫褐色、淡色の綱目模様がありますが、周囲の色によって変色します。

 水深100〜200mの海底にすみます。肉食性でアワビ類や巻貝、ヤドカリや小型のカニ類、カジカ類やギンポ類などの餌を食べます。エサは巣穴に持ち込んで食べ、貝殻などは巣の外に捨てます。

 刺身、酢ダコなどで利用します。


―メダカ科―

メダカ

学名 Oryzias latipes

英名 Japanese killifish

画像 メダカ

■展示場所:ふくしまの川と沿岸・オセアニックガレリア

■対  象:小学校・中学校

■教  科:理科

■学  年:5年上〜2分野

■出版社:東京書籍

■大きさ:3cm

■分 布:北海道を除く日本各地

―特 徴―

 日本にすむ淡水魚の中で、最も小さいといわれています。

 かつては、各地の流れのおだやかな水路などに群れをつくってすんでいましたが、現在では、絶滅の危険が心配されている様となっています。田んぼの区画整理、河川の改修、農薬、水質汚染、ブラックバスなどの不法放流などがげいいんンと考えられます。産卵は水温が18℃以上になると行われ、春から初秋まで続きます。

 学校などで飼育されているヒメダカは、メダカの体表にある黒色の色素細胞がなくなり、黄色の色細胞と血液によりオレンジ色に見えるもので、メダカと種は同じです。ヒメダカは、奈良県大和郡山市や愛知県弥富町などで養殖され、観賞用や実験用、大型魚類のエサなどに使用されています。


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権はふくしま海洋科学館に帰属します。
ふくしま海洋科学館の許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。