機関誌創刊号「しおめの海」 -003/008page

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ふくしま海洋学習館のしごと

 平成12年夏に開館する「アクアマリンふくしま」の管理運営財団として、平成10年4月1日、「ふくしま海洋学習館」が設立されました。

 「アクアマリンふくしま」の建設現場にほど近い小名浜港1号埠頭の付け根に仮の事務所を設置し、海の生物や文化に関する展示・研究、さらには自然環境の保全などに関する教育、普及を図ることを目的に、開館に向け、各種の準備事業に取り組んでいます。

財団の仮事務所
財団の仮事務所

海洋生物等の調査・採集

 北海道から沖縄までの広い範囲で、館内に展示する海洋・淡水生物、さらには植物などの調査・採集を行っています。

 採集した生物たちは、小名浜下神白地内のストックヤード(蓄養施設)に搬入し、飼育しています。

飼育実験施設の運営

 飼育実験施設では、これまで難しいといわれてきた生物の調査・研究に取り組んでいます。

 特に、サンマの飼育実験では、人工飼育の下で、世界で初めて4世代までの累代飼育に成功し、飼育日数でも485日の記録を達成しました。

左側の建物が実験施設、中央と右側の建物がストックヤード
左側の建物が実験施設、中央と右側の建物がストックヤード

開館に向けた広報宣伝

 アクアマリンをより多くの方々に利用していただくため、PR用のパンフレットやビデオを製作しています。

 また、各地で開催されるイべントなどに出展し、水槽展示するなどのPRを行っています。

もうすぐ完成!!アクアマリンふくしま

 平成9年10月から始まったアクアマリンの建設工事も、いよいよ最終段階を迎えています。

 ガラスを多用した特徴ある外観は、ほとんどが完成し、本体工事の進捗率は、10月現在で90パーセントを超えました。

 現在、水槽の機能試験や内装工事などが行われており、来年1月末の完成を目指して、急ピッチで作業が進められています。

施設全景
施設全景

“シンボルマーク”は人の手が地球と魚を優しく包む

アクアマリンふくしまのシンボルマークとロゴマーク
アクアマリンふくしまのシンボルマークとロゴマーク

 「アクアマリンふくしま」が多くの方々に愛され、また親しんでもらえるよう、全国公募により施設の“愛称”と“シンボルマーク”が決められました。

 愛称の「アクアマリンふくしま」は、水族館のアクアリウムと海のマリンをかけあわせたもので、海のように青い色をした宝石「アクアマリン(藍玉)」から、透明なガラス屋根の本施設をイメージさせています。シンボルマークは、人の手が地球と魚を優しく包むデザインで、色彩から潮目の海を、円を基調としたデザインの色・形から宝石のアクアマリンをイメージさせています。


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掲載情報の著作権はふくしま海洋科学館に帰属します。
ふくしま海洋科学館の許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。