機関誌創刊号「しおめの海」 -008/008page
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全国豊かな海づくり大会に出展
平成11年10月3日、福島県相馬市で開催された「第19回全国豊かな海づくり大会」に出展し、「うつくしま海づくり館」に水槽やPRパネルなどを展示しました。
当日は、県内外からお出でいただいた多くの方々に「アクアマリンふくしま」の建設状況や飼育している魚の一部を紹介しました。
水槽内を泳ぐかわいい魚たちに、足をとめて見とれている方も多く見受けられ、関心の高さが感じられました。
かわいい魚に多くの人が見とれていました各種イベントなどでの広報宣伝
来年夏のオープンを控え、現在、「アクアマリンふくしま」のPR活動を進めています。
いわき市内では、8月に建設地周辺で開催された「いわき港まつり」をはじめ、10月に21世紀の森公園での「“わくわく”いわき1999」や大黒屋で開催された「いわきの観光と物産展」などに出展し、タッチングプールや水槽の展示、リーフレットの配付などを行いました。
そのほか、首都圏で開催される観光物産展などでも、PRを行っています。
親子づれでにぎわった「観光と物産展」オープン2周年を迎えたいわき・ら・ら・ミュウ
「アクアマリンふくしま」の対岸、1号埠頭にあるのが「いわき市観光物産センター いわき・ら・ら・ミュウ」です。
ここでは、市場直送の新鮮な魚介類や地元特産のお土産類が販売され、大変活気にあふれています。
また、館内には、地元名産の魚料理のお店や観光遊覧船「いわきデイクルーズ」の旅客ターミナルもあります。
8月には、オープン2周年記念事業に協カし、メダカなどの水槽を展示して福島県内の水辺を再現したPRコーナーを設けました。
生まれ変わる1号、2号埠頭周辺
「アクアマリンふくしま」が建設される小名浜港1号、2号埠頭周辺では、ボードデッキや街灯などの整備が進んでいます。
お酒落な雰囲気が漂う憩いの場所として生まれ変わりつつあり、アクアマリンと合わせて、新しい観光スポットとなりつつあります。
ひとりごと
飼育展示課 安田 純かつて京都の名庭園「桂離宮」の作庭を依頼された小堀遠州は、次のような条件をだしたそうです。1、金がいくらかかってもお構いないこと 2、時間が何年かかってもお構いないこと 3、完成までは依頼主が現場を見に来ないこと。1、2、は、誰でもわかることだと思います。金と時間は何をするにも必要です。3、は理解のない者 に途中で口をだされると、満足なものが造れないということです。
この三つは、いずれも良い庭を造るための条件なのですが、実はこの他にもう一つ大切な条件があるそうです。それは、依頼主の高度な文化性、芸術性、理解力です。作庭家がどんなに努力をしても、庭は、結局は依頼主の高さだけのものしかできないそうです。
さて、新しく生まれる「アクアマリンふくしま」は、いったいどのような水族館になっていくのでしょうか。
表紙の説明
表紙の写真はストックヤード内で孵化した二ハジトビウオ属(Hirundichtys sp.)の一種の稚魚。
写真提供:福島民友新聞社
編集・発行 財団法人ふくしま海洋学習館 福島県いわき市小名浜字辰巳町43-1 TEL 0246(73)0880 FAX 0246(73)0885 ホームページアドレス http://spl.powernet.or.jp/~aqua-f/ 発行日 平成11年10月25日 印刷 長瀬印刷株式会社