福島県植物誌 -083/483page

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植 物 目 録

凡  例

1 本目録には、福島県内に自生または帰化が確認されたコケ植物から種子植物までの すべての種をあげ、その産地および分布度(ごく普,普,やや普,ややまれ,まれ,ごくまれ) の6段階を記載した。

2 科、種の学名、和名は原則として次の書によったが、その後に発表された新知見には できるだけ従った。

コケ植物
 苔類・・・水谷正美(1983) 日本産苔類チェックリスト
 蘇類・・・岩月善之助、野口彰(1973) 日本産蘇類総目録
 シダ植物・・・中池敏之(1982) 新日本植物誌 シダ編
 種子植物・・・大井次三郎、北川政夫(1983) 新日本植物誌 顕花編

3 科内の種の配列は学宅のアルファベット順にした。

4 目録のほとんどは我々会員が採集確認した標本にもとづいたものであるが、 一部信頼のおける文献および大学等の標本室の標本を引用したものもある。 それらは次の例のように表した。
(1)標本室からの引用・・・伊達郡霊山(東北大)
(2)文献からの引用・・・飯豊山(中井1912)
(3)旧版、福島県植物誌(小林・鈴木)からの引用は、産地が2ケ所以上ある場合が多いため、 「福島県植物誌(1956)には吾妻山,飯豊山が記録されている」というように記した。

5 種は細分化することをさけ、広い見解に従い、白花品やわずかな形態的な差で分けら れたものなどは、コメソトでふれるだけにした。ただし、福島県に関係のあるもの はとりあげた。

6 学名の異名(synonym)は、特に福島県に関係があり、あげた方がよいと判断した ものを除き省略した。

7 福島県に基準産地のあるものは、産地のあとにそのむねを記した。

8 帰化植物の分布度は省略した。

9 産地の記載は次のようにした。
(1)福島県は地彩的にも行政的にも、浜通り地方、中通り地方、会津地方の3地域に 分げられているため、産地のあげ方も3地域に分けて言己載した。目録中〔浜〕は 浜通り地方を、〔中〕は中通り地方を、〔会〕は会津地方を意味する。


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