福島県植物誌 -084/483page
(2)各産地の記載のしかたは、市または郡の後に町名、村名、山名、渓谷名、 湖沼名などのうち最も分りやすいものを1つあげた。自然保護の観点から、 小字名まで詳しくあげることはさけた。
(3)全国的に有名な次の山、湖沼名は市、郡名を省田各した。
大滝根山、吾妻山、安達太良山、磐梯山、燧ケ岳、尾瀬、飯豊山、雄国沼、猪苗代湖(4)ごく普通に産する種は1地域3ケ所くらいにとどめ、分布限界種、日本海要素など 稀産地および特殊な分布を示すものは、できるだけ多くの産地をあげた。
10 一度福島県から報告された種で、その後我々会員が確認できず、標本の所在が はっきりしないものは目録の後に「目録より除外した種」としてまとめた。 これらの種については今後の調査研究にまちたい。
11 引用標本の一部は東北大学理学部生物学教室植物標本室(TUS)および 国立科学博物館(TNS)に納入されている。
12 本誌でとりあげた福島県産植物の種類数は下表の通りである。種類数は亜種、変種、 品種、雑種も1種類として数えた。目録中、産地のコメントでふれた品種は 下表の種類数に含まれていない。
科 種類 コケ植物 苔類 ・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・ 27 216 蘇類 ・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・ 50 530 シダ植物 ・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・ 19 205 種子植物 裸子植物 ・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・ 5 32 被子植物 単子葉植物 ・・・・・・・・・・ 24 774 双子葉植物 離弁花類・・・ 82 984 合弁花類・・・ 35 667 合 計 242科 3408種類