緑の文化財めぐりハンドブック -008/019page
(8)月夜見(つきよみ)サクラ(ケヤキ) 表郷村
天然記念物指定 昭和55年3月14日 村指定
所在地 西白河郡表郷村大字三森字月桜
管理者 個人
樹 齢 600年
樹 高 25.0m 胸高周囲 934cm
科 名 ニレ科 樹 種 ケヤキ
来歴
伝説によれば、日本武尊(やまとたけるのみこと)が東征の際、近くの 山から月光に映える本樹を眺め、あたかも満開のサクラを見るようであった ため、この名がある。当時の旧幹は枯れ、現在のものは、新株のものといわれて いる。また、藤原鎌足(ふじわらのかまたり)が詠んだ「みちのくやふりさけ 見れば都々古山月夜見桜澄める有明」は、この地を訪れた時に詠まれたものと されている。
(9)石原(いしはら)のシダレザクラ 東村
所在地 西白河郡東村大字下野字油田
管理者 個人
樹 齢 300年
樹 高 21.5m 胸高周囲 360cm
科 名 バラ科 樹 種 エドヒガン
来歴
石原集落の墓地内にあり、墓地の守桜として親しまれている。 村内には多くの桜が植樹されているが、その中でも石原のシダレザクラは 優雅で形状も良いとされている。