緑の文化財めぐりハンドブック -009/019page

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(10)千代ノ岡(ちよのおか)のタラヨウ    東村

千代ノ岡のタラヨウ
所在地 西白河郡東村大字仁井田字千代ノ岡
管理者 個人
樹  齢 200年
樹  高 14.5m      胸高周囲 150cm
科  名 モチノキ科  樹  種  タラヨウ

来歴
タラヨウはモチノキ科の常緑高木。暖地の山地に自生する(広辞苑)。 寒冷な東北地方での生育は珍しく、「江戸時代、庄屋(しょうや)だった 深谷家が植樹した」といい伝えられ、推定樹齢200年以上である。葉は長 楕円形で厚く光沢を有する。葉を傷つけると黒変して字が書けるため、 写経に用いたことから「多羅葉」の名があると言われる(広辞苑)。



(11)川畑(かわばた)のヒイラギ  泉崎村

川畑のヒイラギ
天然記念物指定 昭和51年6月22日 村指定
所在地 西白河郡泉崎村字川畑
管理者 個人
樹  齢 800年
樹  高 8.0m      胸高周囲 250cm
科  名 モクセイ科  樹   種 ヒイラギ

来歴
伝承によれば、昔、旅の僧が水を飲み、その御礼に枝をさし、そこから 芽が出たのがこのヒイラギと伝えられる。葉に鋸歯(きょし)がないのは 老木のためであろう。樹齢推定800年の県内でも珍しいヒイラギの老木である。




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