緑の文化財めぐりハンドブック -014/019page

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(20)棚倉城跡(たなぐらじょうせき)の大ケヤキ    棚倉町

棚倉城跡の大ケヤキ
天然記念物指定 昭和51年5月4日 県指定
所在地 東白川郡棚倉町大字棚倉字城跡
管理者 棚倉町
樹  齢 600年
樹  高 32.3m   胸高周囲 950cm
科  名 ニレ科   樹   種  ケヤキ

来歴
棚倉城は、寛永2年(1625年)ときの藩主丹羽長重(にわながしげ)が、 関東守護の要路として重視する徳川幕府の命により築城した平城で、2年間 を要し、寛永4年(1627年)に完成した。当時、このあたりはうっ蒼と種々の 木々が茂っていたものと思われ、このケヤキもその中の1本であったものであるが、 場所も良く、神木で形も秀れていたため、記念に残されたものと思われる。



(21)秋葉神社(あきばじんじゃ)のケヤキ  棚倉町

秋葉神社のケヤキ
所在地 東白川郡棚倉町大字棚倉字北町
管理者 秋葉神社
樹  齢 250年
樹  高 28.0m   胸高周囲 650cm
科  名 ニレ科  樹   種  ケヤキ

来歴
本神社は、文政元年(1818年)当時の城主、井上正甫(いのうえまさもと) が遠州浜松からこの地に転封(てんぽう)されたとき、同国秋葉神社から 勧請(かんじょう)したもので、その後引続き里人に防火神として崇敬(すうけい) されている。このケヤキは勧請した際、記念に植樹されたものと伝えられる。




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