緑の文化財めぐりハンドブック -016/019page

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(24)熊野神社(くまのじんじゃ)の大スギ    塙町

熊野神社の大スギ
所在地 東白川郡塙町大字上渋井字熊野平
管理者 熊野神社
樹  齢 900年
樹   高 (1)33.0m (2)27.0m
胸高周囲 (1)520cm (2)278cm
科  名 スギ科    樹   種  スギ

来歴
本神社は、天喜年間(1053年〜1057年)、源義家が東奥征討の際、この地に一祠(いっし) を創立して、熊野夫須美大神(くまのふすみおおかみ)、伊邪那岐大神(いざなぎのおおかみ)、 事解之男大神(ことさかのおおおかみ)の三柱の神を祀(まつ)り、戦勝を祈念したが、 この大スギはそのとき献樹され、男杉、女杉と名付けられて今日に至ると伝えられている。



(25)向ヶ岡公園(むこうがおかこうえん)のサクラ  塙町

向ヶ岡公園のサクラ
天然記念物指定  昭和31年9月4日 県指定 所在地 東白川郡塙町大字塙字桜木町
管理者 個人
樹  齢 200年
樹  高 (1)14.0m (2)8.0m (3)11.0m
胸高周囲 (1)443cm (2)266cm (3)365cm
科  名 バラ科  樹   種  コヒガンザクラ・エドヒガンザクラ

来歴
当公園は、天明の飢饉(1782年〜1787年)で疲弊した幕領14万石を復興するため 着任した代官、寺西封元(てらにしほうげん)が、寛政5年(1793年)に窮民救済 事業とともに農山村民の娯楽場として築造したもので、水戸の偕楽園、白河の 南湖公園より更に古く、いわれている。このサクラは、その頃植えられたものと 思われ、5株のうち2株は枯れたため伐採され、現在は3株だけが残っている。




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