自然のふしぎ・ゆめ栽培講座 -014/042page

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農業試験場へ行こう!

 「安全な農作物」への関心が、今、全国的に高まっています。その作物を作り出す農業が、脚光を浴びています。でも、 最近の農業は、「ちょっと疲れ気味」です。外国から安い作物がたくさん入ってくるようになり、日本で作られる作物の値段が安くなっています。また、「農業をしてみたい」という人が減ってきています。耕す人がいなくなって、荒れてしまったたんぼや畑が増えてきています。

 皆さん、福島県の「農業試験場」を知っていますか?県のほぼ中心、郡山市の富田町にあります。研究をするための、たんぼや畑、ビニールハウスなどがたくさんあります。ここで私たちは、品質の良い作物を多く収穫するための、新しい技術や品種を開発して、農業を「いきいき」させるための仕事をしています。

 そんな私たちの仕事や、作物の栽培について、もっと皆さんに知ってもらえたら、農業をいきいきさせる手助けになるのでは、と私たちは考えました。また「米や野菜を、自分たちの手で作ってみたい。でも、どうしたらいいかわからない。」そんな子供たちがたくさんいるんじやないか、とも、考えました。
 農業試験場には、作物栽培の専門家がたくさんいます。畑やたんぼもあります。このことを活かして、子供たちの作物栽培を応援するような仕事が、何かできないか、私たちは改めて考えてみました。
 そして昨年、新しく取り組んだ仕事が「自然のふしぎ・ゆめ研究講座」を開く、というものです。これは、地域の小学校の子供たちを農業試験場に招き、作物の栽培講座に参加してもらう、というものです。講座は、初めての人でも、簡単に、楽しく栽培に取り組むことができるような内容にしました。
 この講座には、郡山市の白岩小学校、永盛小学校、行健小学校、三春町の中妻小学校、船引町の椚山小学校の5校・359人の子供たちが参加し、子供たちは、講座が終わって学校に帰ってから、引き続き作物の栽培に取り組みました。

機械を使った、イネの調査
機械を使った、イネの調査

「自然のふしぎ・ゆめ研究講座」
「自然のふしぎ・ゆめ研究講座」


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農業経営指導課 改良普及係の許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。