福島県森林・林業統計書 -001/006page
福島県の森林・林業の概況
1.森林資源
福島県の森林面積は、972千haで県土面積の約71%を占めている。これを保有形態別にみると、民有林は563千ha(57.9%)、国有林は410千ha(42.1%)である。
また、福島県の人工林面積は344千ha、天然林面積は574千haで、人工林率(森林面積に占める人工林面積の割合)は35.4%となっている。
流域別に民有林の人工林率をみると、会津流域24%、阿武隈流域39%、奥久慈流域58%、磐域流域51%と各流域の特色がでている。
民有林の森林材積は88,296千m3で、森林面積とともに全国で上位を占めている。民有林の林相別森林面積及び森林蓄積
※面積および材積は各項目で四捨五入したため合計と必ずしも一致しない。
※森林材積には特用樹及び竹林分を含めていない。
2.森林整備
森林整備は、健全な森林の育成を図るため、植栽、下刈、除伐、間伐等の一連の森林施業を実施するものである。特に、本県民有人工林の8割に相当する16万haがIV〜IX齢級の要間伐森林であるため、計画的かつ重点的に間伐を推進する必要がある。平成12年度の間伐実績については、3,633haとなっている。
また、造林面積は、昭和40年代後半から年々減少を続け、平成12年度の実績は624haとなっている。