福島県水産試験場研究報告 第10号 - 061/073page
物重量比最大0.60%であった。出現種は1尾当り最大18種類、356個体であり、アミ類(MYSIDACEA)が全てに出現したほか、カイアシ類のAcartia sp.、 Paracalanus sp.、 Paracalanus parvas、 Oithona sp.、 Centropages sp.などが多くみられた。同年5月7目の全長130.1〜187mmの標本(成魚10尾)は全て摂餌、胃内容物重量最大43.9mg、胃内容物重量比最大0.21%であった。出現種は1尾当り最大16種類、90個体であり、珪藻類のCoscinodiscus sp.が多かった。同年5月13日の全長120〜172.1mmの標本(成魚10尾)は全て摂餌、胃内容物重量最大71.1mg、胃内容物重量比最大1.08%であった。出現種は1尾当り最大15種類、166個体であり、Centropages sp.、 Centropagesabdominalis、 Corycaeus sp.、 Calanus sp.が全てに出現したほか、 Coscinodiscus sp.、 Pseudocalanus minutus、 Corycaeus affinis.などが多くみられた。
考 察
4ヶ年の調査結果(漁期は3年)からイカナゴの摂餌状況を見ると、コウナゴもメロウドも大半