平成13年度 事業報告書 - 043/171page

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 平成13年9月〜平成14年3月:248t)、加入群の分布密度とその後の漁獲量には関連が認められない。平成14年加入群の分布密度は、平成13年のそれと同程度と推測されることから、引き続き推移を観察したい。

 イ. マダラ
 ア)採集状況
 マダラは50、100、150、200、300m深で採集され、このうち春季には100〜150m深でも採集されたが、それ以外の時期は300m深での採集数が多かった。

 イ)採集サイズ(図4)
 平成12年級群は同年5月に50m深で採集され(体長5cm台)、月を追うごとに生息水深帯が深所へ移行し、同年末には体長14〜15pに、平成13年3、4月には17〜18pにモードが見られた。平成13年級群が採集され始めたのは9月からで、平成12年級群に比べ約4カ月遅く、その数も少なかった。

 ウ)分布密度(図5)
 平成12、13年級群の分布密度は、平成12年級群については大量に採集された月もあり、平成13年級群に比べかなりの資源水準であることをうかがわせた。

図4

図5


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