平成13年度 事業報告書 - 161/171page

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湾奥部側ほど芽落ちが多い傾向が観察されたが、水路を挟んだ西側の区域では、同じ湾奥部にあっても芽落ちは全くなく、順調に生育していた。

 st.11の芽落ちの原因は不明である。

 平成12年12月15日の調査結果と比較すると、全体的に平成13年度の方が生育状態は悪い傾向が見られた。

(5) 2月14日(表5)

 調査地点別で比較すると、st.2、9、10が乾燥重量が多かった。少なかったのはst.1、3、8、11であるが、そのうちst.1、3では刈り取りの跡が確認された。

 12月に大量の芽落ちがあったst.11の乾燥重量は、前回の調査から大幅に増えていた。 平成13年度の松川浦のアオノリ生育状況は、本調査からは前年より良くない傾向が見られたが、漁協では生産量などに特に問題はなかったという。

 st.11は本年度に初めて調査したが、芽落ちの原因は不明であるが、次年度も引き続き監視していく必要がある。

  表5

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