ふくしまの河川と海岸 -002-003/016page

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福島県の概要

●位置

 福島県は、東北地方の最南端にあり、東は太平洋に面し、南は、茨城、栃木の両県、西は大部分を新潟県と境し西南の一部が群馬県に接しています。北は、宮城、山形の両県に隣接し、東西約166km、南北約133km、総面積は13,783km2で、北海道、岩手県に次いで全国第3位です。

●地勢

 福島県内は、南北に縦走する奥羽山脈と阿武隈山地によって区分された、会津、中通り、浜通りの3つの地域に大別されます。

 会津は、飯豊山地や奥羽山脈に囲まれた盆地で、河川は只見川、阿賀川等が合流を重ねながら新潟県に入り日本海にそそいでいます。

 中通りは、阿武隈川が北流し流域に郡山盆地、福島盆地を形成し宮城県を経て太平洋にそそいでいます。
 この地域には、本県の行政、文化の中心である福島市、郡山市、史跡と高原の白河市等があります。
 また那須火山帯に属する吾妻、安達太良連山には温泉が多く飯坂、土湯、岳等の温泉郷が点在しています。

 浜通りは、阿武隈山地と太平洋に囲まれた区域で夏井川、鮫川等の二級河川が太平洋にそそいでいます。
 この地域には、重要港湾の小名浜、相馬両港等産業、経済の拠点があります。

 総じて本県の地勢は、起伏に富み火山と湖沼が多く磐梯朝日、日光の国立公園や越後三山只見国定公園及び県立公園があります。

●気候

 福島県の気候は、地形と海流の影響で会津、中通り、浜通り地区ごとに、それぞれ特徴を持ち変化に富んだ気象となっています。

 会津は、日本海気候に支配され冬期の積雪が多い気候となっています。

 中通りは、内陸部で年平均気温は、浜通りより低いが積雪はそう多くありません。

 浜通りは、地形の単調な沿岸地帯であり、東北地方としては、もっとも温暖な気候に恵まれています。

達沢不動滝(猪苗代町)
達沢不動滝(猪苗代町)


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福島県土木部河川課の許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。