相馬港統計年報 -001/066page

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は じ め に

 この統計年帯は、平成13年1月から同年12月までの1年間の相馬港における入港船舶、 海上出人貨物及び港湾施設の利用状況について、指定統計第6号の「港湾調査」により 提出された調査票をもとに取りまとめ、これまでの推移とともに表したものです。 本書により相馬港に関する理解を深めていただき、諸施策の基礎資料として各方面で 御活用いただければ幸いです。
 さて、平成13年における相馬港への入港船舶は隻数で861隻、総トン数で393万トンでした。 前年と比較して隻数で2.6%、総トン数では12.4%増加しています。これは昨年4月から 開始した相馬共同火力新地発電所から排出される石炭灰を移出する内航船の増加及び 大型船である石炭船の入港が増加したことに起因しております。
 次に、年間貨物量は前年比11.2%増の約551万トンで、過去最高を記録しました。 これは相馬共同火力新地発電所専用ふ頭での石炭の輸入増に因るところが大きく なっています。一方、公共ふ頭での取扱貨物量は、前年比21.4%増の約78万トンで、 これは近年の厳しい景気低迷の中で、在来貨物が減少したものの、新たな貨物が 取り扱われて全体としては増加したものです。今後も新規貨物の取り扱いが見込まれる など明るい兆しが見えています。
 一方、相馬港の整備については、平成8年度を初年度とする第9次港湾整備7箇年計画に 基づき、多目的国際ターミナル機能を有する3号ふ頭建設を進めています。さらに、 今年度事業で大型荷役機械(多目的クレーン)や県営3号上屋が整備されるなど、 港湾機能の拡充・強化が図られております。
 また、相馬港の利用拡大を図るため、福島県相馬港利用促進協議会と連携しながら、 相馬港に関するポートセールス、広報宣伝、調査活動等を積極的に展開する ことにしています。
 今後とも、重要港湾相馬港の港湾機能の整備及び親水空間としての港づくりに 積極的に取り組み、相馬港の円滑な利用促進に努めてまいりますので、 関係各位のなお一層の御支援をお願い申し上げます。

平成14年3月

福島県相馬港湾建設事務所
所長 橋 本 武 彦


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