福島県長期総合教育計画41/4-134/330page
25学級以上の大規模学校は、わずか全国平均を上回っている。
(イ) 中学校では、単級、3学級の過小規模学校は少ないが、6、9学級などの小規模学校が多い。
本県の学校規模は、適正規模学校が少なく、小規模学校、過小規模学校が著しく多いこと等が
問題点として指摘される。
また、第4図は、本校と分
校の構成比を示したものであ
るが、小学校においては31.0
%で、全国平均の13.6%と比
較して著しくその数が多い。
中学校では全国平均よりやや
少ない。
ここで、学校規模と教育費
との関係について考察してみ
よう。
第4図 本校と分校の構成比率 (昭和39学校基本調査)
文部省でまとめた昭和38会
計年度における「地方教育費
の調査報告書」によると、学
校規模別にみた生徒1人当り教育費について第5図、第6図のとおり示している。
すなわち、生徒1人当り教育費と学校規模との関係をみると、小、中学校とも学校単位生徒1
人当り教育費は、「1学級」の学校規模において最も高い額を示し、学校規模が大きくなるにつ
れて、その額は漸減するという傾向を示している。さらにまた同書では、学級当りの教育費につ
第5図 小学校における学校規模と児童1人当り教育費 (昭38 地方教育費の調査報告書)