福島県長期総合教育計画41/4-146/330page
(「社会教育」の項参照)
イ 学校規模の適正化
〔施策設定の理由〕
(ア) 高等学校の規模別学枚数についてみると、第51表のとおりである。
第51表 高等学校規摸別学枚数 (昭和39.5.1現在)
区分 本校 分校 人 人 人 人 人 人 人 人 計 300以下 301〜500 501〜700 701〜1,000 1,000以上 計 100以下 101〜200 201〜300 公立 全日制 実数 77 5 4 11 21 36 1 1 比率 100.0% 6.5% 5.2% 14.3% 27.3% 46.7% 100.0% 100.0% 定時制 実数 31 26 3 2 25 12 10 3 比率 100.0% 83.9% 9.7% 6.4% 100.0% 48.0% 40% 12% 計 実数 108 31 7 13 21 36 26 13 10 3 比率 100.0% 28.7% 6.5% 12.0% 19.5% 33.3% 100.0% 50.0% 38.5% 11.5% 私立 全日制 実数 17 3 2 3 5 4 比率 100.0% 17.6% 11.8% 17.6% 29.5% 23.5% 定時制 実数 1 1 比率 100.0% 100.0% 計 実数 18 4 2 3 5 4 比率 100.0% 22.2% 11.1% 16.7% 27.8% 22.2%
(注)併置校も含む (学校基本調査による)
昭和39年5月現在の公立高等学校の学校規模は、本校で生徒数300人以下の学校数は31校、本
校総数108校の28.7%をしめ、301人以上500人以下が7校で6.5%をしめている。700人以下の学
枚数は51校で47.2%に達し、小規模学校が多くなっている。さらにこれを定時制のみについてみ
ると規模が小さく、31校中300人以上の生徒数をもつ学校は、わずか5校であり、300人以下の学
校は26校、83.9%をしめている。
分校は、大部分が定時制であり、26校中100人以下の分校が13校50%に達している。200人以下
の分校は23校で88.5%である。
小規模学校は、教育効率をたかめるうえに大きな障害があり、教員構成においても学級編制、
施設設備の点からも問題である。
(イ) 教育費の支出においても、小規模学校ほど生徒1人当り経費は多く支出されている。
普通学科の学校規模別に地方教育費調査の公費について、生徒1人当り経費をみると297人の
生徒数をもつ学校は52,249円、1,130人の生徒数をもつ学校は、25,035円である。
これを定時制高等学校についてみると最高額は、91人の生徒数をもつ学校の生徒1人当り経費
は、93,802円となっている。(経費は建築費を除いた額で所定支払金を含まない)教育費の効率
的な支出の点からも小規模学校には問題がある。