第2次福島県長期総合教育計画(昭和53年度〜昭和60年度)-227/285page
第5章 文化
第1節 県民文化活動
第1項 参加する文化活動
1.現状と課題
県民文化活動の普及と向上を図るため,昭和22年度より(図5−1−1)に示す事業を実施して
きた。
図5−1−1 文化事業の進展
注:「福島県の文化行政」(昭51)による。
昭和51年度の20事業は,昭和22年度に比較すると,約7倍で,昭和31年度に対しては,3倍で,
昭和41年度に対しては,2倍の伸びとなっている。事業内容も,社会情勢の変化と県民の文化志向
の増大等により,多岐にわたっている。
県民の文化に対する関心は,近年とみに高まり,単に鑑賞するという立場から,自ら創造の場に
参加しようとする立場に変わりつつある。
昭和51年度の事業のうち,県の文化事業の主なるものは,次のとおりである。
(1) 県芸術祭
県芸術祭は,県・市町村・文化団体の共催する中心地区主催行事と,県内各地で行われる参加
行事により構成される全県的規模の文化事業で,主催行事開催地区6方部を巡回させながら,
地域文化活動の進展・助長を促進してきた。
昭和51年度における県芸術祭への参加状況を地域別にみると,県北地域が最も多く,参加行事
総数の50%を占めている。それに比し,南会津地域からの参加はなく,県南,相双地域からの参