第3次福島県長期総合教育計画(昭和60年度〜昭和70年度)-026/181page

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したがって,今後は,幼稚園教員の小学校・中学校教育職給料表に準じた給料表の適用を促進するなど,給与水準の向上を図る必要がある。

第5項 施設・設備

施設・設備

 昭和51年度から昭和58年度までの幼稚園園舎の構造別保有率を見ると,木造が漸減し,鉄筋及び鉄骨が漸増してきており,全国平均とほぼ同様の傾向を示している。

木造の保有率は,逐年低下してきており,全国平均との格差が縮小してきている。

鉄筋の保有率は低いが,鉄骨の保有率は高くなってきており,耐火構造率はほぼ全国平均並みとなっている(図2-1-7)。

また,幼稚園園舎の必要面積に対する不足面積の比率は漸減してきており,計画的に整備されてきていることを示している(図2-1-8)。

図2-1-7 幼稚園園舎の構造別保有率

図2-1-7 幼稚園園舎の構造別保有率
注:1.「公立学校建物の実態調査報告」(昭52〜昭59)による。
  2.保有率=1構造別保有面積)÷(保有総面積)×100

図2-1-8 幼稚園園舎の不足面積の比率の推移

図2-1-8 幼稚園園舎の不足面積の比率の推移

注:1.「公立学校建物の実態調査報告」(昭52〜昭59)による。
  2.比率=(不足面積)÷(必要面積)×100

 さらに,園舎の保有面積に対する危険面積の比率は低下傾向を示しており,危険改築が計画的に進められてきている(表2-1-7)。

したがって,今後は,木造園舎の解消を図るとともに,必要面積の充足及び危険建物の計画的解消を促進する必要がある。

表2-1-7 幼稚園園舎の保有面積に対する危険面積の比率(単位:m2,%)

年度 項目 保有面積 危険面積 比率
51 64,337 6,645 10.3
52 69,208 6,715 9.7
53 75,058 8,359 11.1
54 78,988 5,798 7.3
55 82,043 4,307 5.2
56 85,204 1,437 1.7
57 88,549 1,505 1.7
58 91,727 1,390 1.5

注:「公立学校建物の実態調査報告」(昭52〜昭59)による。


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