第3次福島県長期総合教育計画(昭和60年度〜昭和70年度)-033/181page

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図2-2-4 創意を生かした教育活動の時間の活動内容
図2-2-4 創意を生かした教育活動の時間の活動内容
注:1.「義務教育課調査」(昭58)による。
  2.割合=(当該項目実施枚数)÷(小学校総数)×100

目指して活動内容及び方法の工夫改善に努める必要がある。

(3) 学習指導

1)指導内容

 小学校では,学習指導要領に基づいて,各学校の教育目標を達成するために必要な指導内容を設定し,基礎的・基本的事項の指導に努めている。

しかし,児童の能力・適性に応じた指導内容の工夫や地域素材を生かした指導内容の設定については,まだ不十分である。

したがって,今後は,基礎的・基本的事項の徹底を図るため,教材の精選と指導内容の重点化を一層推進するとともに,児童の能力・適性に応じた指導内容の工夫,地域素材の教材化等に努める必要がある。また,郷土教育の充実や児童の国際理解を深めるための教材開発,活動の工夫に努める必要がある。

2)指導方法

 小学校では,児童一人一人の基礎的・基本的事項の確実な習得を図り,自ら考える力や創造性の伸長を目指して,個別化の工夫や指導方法の改善など授業の質的な充実に努めている。

また,各種研修会等において研修の充実に努めるとともに,校内研修においても教科や特別活動,学業指導などを主題として取り上げ,教師の指導力の向上に努めている(表2-2-6)。

表2-2-6 校内研修の領域(単位:校,%)

項目 領域 学業指導 教科 特別活動 生徒指導 教育機器 図書館教育 字校経営 道徳
学校数 32 406 39 21 7 2 15 30 552
割合 5.8 73.6 7.1 3.8 1.3 0.3 2.7 5.4 100

注:「義務教育課調査」(昭58)による。

しかし,指導訪問や各種研究協議会等で見ると,指導過程の組立てや評価の改善,教材や教具の工夫などにより,児童の学習意欲の向上や基礎的・基本的事項の確実な習得に努めているが,教師側からの一方的な指導も見られ,児童一人一入への配慮や学習の仕方を身に付けさせる指導,学習環境の整備等に不十分な点も少なくない。

また,低学年における合科的な指導についても,一部に未実施校があったり,実施校でも計画をもたない学校があるなど,まだ十分に効果をあげているとは言えない。

一方,教育機器の利用状況を見ると,OHPやテープ式録音機は学級ごとに備えている学校が多く,よく利用されている。このほかにも,テレビ受像機やレコード演奏装置が多く利


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