第3次福島県長期総合教育計画(昭和60年度〜昭和70年度)-067/181page
される。特に,県北・県中地域において急増するものと予測される(表2-4-4,表2-4-5)。したがって,今後は,昭和65年度をピークとする中学校卒業者数の急増・漸減に対処して,入学定員の適正化を図る必要がある。
表2-4-4 地域別志願率の予測 (単位:%)
年度 地域 県北 県中 県南 会津 相双 いわき 県全体 60 96.0 94.4 95.2 96.2 95.3 96.0 95.4 65 96.4 95.6 96.2 96.7 96.1 96.5 96.1 70 96.5 95.9 96.5 96.9 96.3 96.7 96.5
注:1.「高等学校教育課推計」(昭58)による。
2.回帰方程式はyi=(a+b)log(xi-52)であり,xiは年度,yiは志願率である。
表2-4-5 地域別中学校卒業者数の予測 (単位:人)
年度 地域 県北 県中 県南 会津 相双 いわき 計 60 7,400 7,900 2,100 4,500 3,000 5,400 30,300 65 8,300 8,900 2,400 4,800 3,600 5,800 33,800 70 7,500 8,200 2,300 4,600 3,300 5,000 30,900
注:「総務課推計」(昭58)による。
(3) 学校・学科の配置
昭和51年度から昭和58年度までの設置者別学校配置の推移を見ると,県立高等学校では,全日制課程の本校が昭和51年度に77校であったが,その後4校増加し,昭和55年度以降変動は見られない。また,分校は,昭和51年度に9校であったが,その後,3校減少し昭和53年度以降変動は見られない。また,定時制課程では,本校・併置校・分校を合わせて昭和51年度に20校あったが,昭和55年度に14校となり以後変動は見られない。私立高等学校では,昭和54年度以降変動は見られない(図2-4-8)。通信制課程は,全く変動がない。
次に,地域別学校配置状況を見ると,全日制課程においては,県北・南会津で若干の変動が見られるものの,その他の地域では,変動が見られない(図2-4-9)。
図2-4-8 設置者別高等学校数の推移
注:1.「学校統計要覧」(昭51〜昭58)による。
2.私立は,休校中の1校を含まない。
図2-4-9 地域別高等学校数の推移(全日制)
注:1.「学校統計要覧」(昭51〜昭58)による。
2.学校数は,県立,私立の合計で分校を含む。
また,定時制課程においては,県南地域以外の地域では,いずれも減少し続け昭和55年度以降は変動が見られない(図2-4-10)。
学科別に見た学校構成比の推移を見ると,全日制課程では,2学科以上の併置校の構成比は