第4次福島県長期総合教育計画(平成5年度〜平成12年度)-134/136page
(3) 競技スポーツ振興事業の充実
県は,財団法人福島県体育協会等との連携により,
競技スポーツの振興を図るため,県総合体育大会の開
催や国民体育大会・東北総合体育大会等への選手団の
派遣,各競技団体への選手強化の助成など各種の事業
を推進していますが,今後,これらの事業の充実を図
り,なお一層競技力の向上に努める必要があります。
このため,ふくしま国体に向けて競技力の向上に積
極的に取り組むとともに,国体後は高められた競技力
を高い水準で維持することができるよう,これまでの
事業のなお一層の充実に努めるとともに,国際競技会
や全国レベルの競技会等の誘致促進に努めます。
成年女子バレーボール競技風景
(4) 「ふくしま国体」を目指した競技力の向上
ふくしま国体において,開催県としてふさわしい優秀な成績を収めることは,本県スポーツの振興に大
きく寄与することから,県は,「競技力向上推進総合計画」に基づき各種の事業を積極的に推進しています
が,県民の期待に応えるまでには至っておらず,ふくしま国体に向けた競技力の一層の向上が当面の重要
課題となっています。
このため,ふくしま国体の総合優勝を目標に,体育・スポーツ団体調整会議等を開催し,関係機関・団
体との連携を一層密にするとともに,各競技団体の強化組織の整備を図り,競技力向上強化事業の効率的
な推進に努めます。
また,中央競技団体や県内の各競技団体が主催する講習会の開催等を通して,ふくしま国体の監督・コ
ーチや中堅となる指導者の養成・確保に努めるとともに,競技水準の高い他県の競技力の調査や分析に基
づく指導の充実に努めます。
さらに,ふくしま国体指定選手を対象とした強化合宿や重点強化合宿事業,中学・高等学校の運動部指
定事業等を充実するとともに,優秀選手の養成・確保を充実するなど,各種の事業を積極的に推進し本県
競技力の一層の向上に努めます。
4 スポーツ施設の整備と活用
(1) スポーツ施設の整備と有効活用
本県における公共スポーツ施設は,ふくしま国体を契機として充実してきていますが,県民が気軽にス
ポーツに親しむための身近な施設はまだ少なく,施設の有効活用も十分に図られているとはいえない状況
にあります。今後,なお一層のスポーツの振興を図るには,これらの施設の整備促進と有効活用に努める
必要があります。
このため,国が示した整備指針及び福島県スポーツ振興審議会の答申に沿って,市町村の実情に応じた