ふくしま文学のふる里100選-001/30page
●ごあいさつ
「ほんとの空」があると智恵子がいった豊かな自然に恵まれた”ふくしま“。
歴史と伝統に育まれた固有の文化を持つ”ふくしま“。
県教育委員会では県内外の皆さんに、このすばらしいふるさと”ふくしま“の姿をもっと良く知っていただこうと、平成四年度から「ふくしま文学のふる里発見事業」を進めてまいりました。
古典から現代まで、県民の皆さんや市町村の方々からご推薦をいただいた本県にゆかりのある文学者や作品は、数えあげますと枚挙にいとまがありませんが、選定委員の皆さんのご尽力により、それらを100の項目にまとめることができました。
選定された項目をみますと、これも福島に関係があったのかと驚いたり、改めて読み直したくなる作品があったり、時代、ジャンル、作家や作品の舞台などそれぞれに魅力あるものとなっております。
この100選が、もう一度”ふくしま“を見つめ直すとともに、文化振興の契機となることを願っております。
平成六年三月
福島県教育委員会
浜通り:いわきの海岸
中通り:信夫山と福島市街
会津:磐梯山と会津盆地

ふくしま文学のふる里100選一覧
No. 作品 |
ジャンル |
舞台 |
作者 |
出身・ゆかりの地 |
発表年代 |
頁 |
1 おくのほそ道 |
紀行 |
福島他 |
松尾芭蕉 |
|
江戸 |
7 |
2 はて知らずの記 |
紀行 |
福島 |
正岡子規 |
|
明治26 |
7 |
3 滝口入道 |
小説 |
|
高山樗牛 |
福島 |
明治28 |
3 |
4 宮沢賢治歌集 |
短歌 |
福島 |
宮沢賢治 |
|
大正5 |
7 |
5 あらたま |
短歌 |
福島 |
斎藤茂吉 |
|
大正10 |
8 |
6 飯坂ゆき・白羽箭 |
紀行・小説 |
福島・若松 |
泉鏡花 |
|
大正10・明治36 |
8 |
7 山椒大夫 |
小説 |
福島 |
森:外 |
|
大正4 |
21 |
8 青い夜道 |
詩 |
|
田中冬二 |
福島 |
昭和4 |
10 |
9 からす組 |
小説 |
福島 |
大仏次郎 |
|
昭和4 |
13 |
10 北窓 |
短歌 |
|
山本友一 |
福島 |
昭和16 |
10 |
11 さくらんぼ大将 |
脚本 |
福島 |
菊田一夫 |
|
昭和26 |
13 |
12 少年 |
俳句 |
|
金子兜太 |
福島 |
昭和30 |
11 |
13 女坂 |
小説 |
福島 |
円地文子 |
|
昭和32 |
21 |
14 松川裁判 |
評論 |
福島 |
広津和郎 |
|
昭和29 |
21 |
15 吾妻の白サル神 |
小説 |
福島 |
戸川幸夫 |
|
昭和42 |
22 |
16 流離の女 |
小説 |
福島 |
岩間芳樹 |
福島 |
昭和52 |
22 |
17 深呼吸の必要 |
詩 |
|
長田弘 |
福島 |
昭和59 |
11 |
18 橋のある風景 |
小説 |
飯野 |
斎藤利雄飯野 |
|
昭和25 |
22 |
19 野雁集 |
和歌 |
|
安藤野雁 |
桑折 |
江戸 |
17 |
20 天狗廻状 |
小説 |
桑折・伊達 |
半井桃水 |
|
明治40 |
13 |
21 流離譚・大世紀末サーカス |
小説 |
梁川・飯野 |
安岡章太郎 |
|
昭和56・59 |
22 |
22 蠣崎波響の生涯 |
評伝 |
梁川 |
中村真一郎 |
|
平成元 |
22 |
23 信達歌 |
漢詩文 |
保原 |
熊阪台州 |
保原 |
江戸 |
17 |
24 繭となった女 |
小説 |
|
小林美代子 |
保原 |
昭和47 |
3 |
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