サクシード中学校数学から高等学校数学へ-000-02/35page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

この冊子の活用について

本冊子は、生徒一人一人が、数学における中学校の学習内容をもとに高等学校との学習内容のつながりをつけ、中学校から高等学校へと円滑に学習を進めることができるよう、中・高の先生方が日常の学習指導に利用できることを目的として作成しました。
数学は、積み重ねの性格が強い教科であるため、学習指導上、中学校、高等学校のつながりを考えると、1)学習内容のつなぎ2)指導形態・方法のつなぎの2つが、特に重要であると考えられます。本冊子ではこの点を重点的に取り上げています。
本冊子は、特に、次のような場合に参考にしてほしいと思います。
1 新しい単元にはいる時点で、中・高の指導のつながりを確認するとき
2 中学校において、高等学校との学習内容との関連を確認するとき高等学校において、中学校の学習内容を確認するとき
3 生徒に中・高のつなぎに関連する学習内容を確認するとき
内容については、次の2つの章から構成されています。
第1章では、中・高の学習内容のつながりを系統的に示すとともに、本県生徒の意識や学力を県教育センターの調査等をもとに分析した後、中・高の学習指導の連携を図るための課題と重点事項を示してあります。
特に、生徒が中学校から高等学校へと学習を進めていく上で、「つまずき」の原因となる部分を焦点化し、その解決の方策を考えています。
第2章では、中学校数学を基準にして、各領域ごとの中・高の連携を図るための指導のポイントとそれを確認する問題についてまとめています。各領域とも中・高が見開きになっており、中・高の内容が対比できるようになっています。
具体的には、数と式、数量関係、図形の3領域に大きく分かれており、それぞれの領域において、特に中・高のつなぎが重要であると考えられる内容について、各領域2、3項目ずつ取り上げてあります。
確認問題については、答えを求めるだけでなく、考え方も含めた基礎的・基本的な内容を多く取り上げてありますので、各学校の実態に応じて必要な部分を補って利用していただきたいと思います。


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

Copyright (C) 2000-2001Fukushima Prefectural Board of Education All rights reserved.
掲載情報の著作権は福島県教育委員会に帰属します。