(2)数学の学力の現状
1)全国標準診断的学力検査(NRT)の結果からみた中学生の学力
(平成7年県教育センター調査 数値は%)
・ほぼ全領域にわたって全国より正解率が低い。
大領域 全県正解率 全国比 中 領 域 全県正解率 全国比 数と式 44.6 97 文字式の四則計算
数量関係の文字式による表現と活用
不等式の意味とその利用
連立一次方程式とその利用64.4
36.0
32.1
35.1103
95
92
92数量関係 29.7 83 資料を集め整理し傾向を知ること
数の表現方法と適切な使用
1次関数29.0
36.1
29.588
86
81図 形 55.3 87 平行線の性質や三角形の合同など図形の相似 70.1
37.189
85
・中領域の中で、特に「1次関数」と「図形の相似」が弱点である。
・1次関数では、1次関数の表、グラフ、式の相互の関連の理解が弱い。
・図形の相似では、平行四辺形や相似な図形の性質の理解と活用が弱い。
2)全国的な業者テストの結果からみた高校生の学力
A社高1学力テスト(平成7年7月実施)から
A社高2学力テスト(平成8年7月実施)から
小問集合 2次関数 式の値 2次関数 個数の処理 式の値 合 計 本県平均得点率 63.6 26.4 44.0 26.4 17.2 46.4 41.1 全 国 比 94 93 92 86 100 102 93
・ほぼ全領域にわたって全国より正解率が低い。
小間集合 確 率 2次関数 三角関数 図形と方程武 整 列 ベクトル 複素数 合 計 本県平均得点率 52.5 28.5 33.0 23.0 16.5 22.0 12.5 39.0 31.7 全 国 比 100 100 90 85 89 98 81 99 96
・2次関数、三角関数などの関数分野が最も得点率が低く弱点である。
・図形と方程式やベクトルなどの図形分野も弱点である。