サクシード中学校数学から高等学校数学へ-005/35page

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§2本県中学生・高校生の学習意識と学力の現状
(1)数学に対する好き・嫌いの意識
1)「進路に関する意識調査」より
平成8年度に県教育委員会で実施したこの調査によれば、本県中学生・高校生の数学が嫌いである割合は、中学1年から高校3年まで増加傾向にあるが、特に、中学3年から高校1年に移る時点で大きく増えている。その一方で、好きである割合は中1から高3までを通して5教科のうち数学が最も高い。
数学に対する好き・嫌い
(3)中学校と高等学校の学習内容のつながり

2)「福島県の中学生の学習に関する意識と行動」より
平成7年に県教育センターで実施したこの調査結果によれば、小学6年から中学1年に移る時点で、好き・嫌いが大きく分かれ、嫌いになった時期で見ると中学1〜2年がピークになっている。
また、数学が「嫌い」、「どちらかといえば嫌い」を合わせた割合は、成績下位者ほど多く、成績との関連もかなり深いことがわかる。
数学が嫌いになった時期
数学が嫌いになった時期
数学の学習が好きか(成績別中2)
数学の学習が好きか(成績別中2)

(2)数学が嫌いな理由
(1)の教育センターの調査によれば、中学校の各学年とも「授業が分からない」、「数学は複雑な感じ」が特に多く、学年が進むにつれて、「テストの点が悪い」からとする回答が多くなっている。
高等学校においては、学年が進むにつれて数学が嫌いである生徒が増加しているが、その原因については未調査である。
数学が嫌いな理由(学年別)
数学が嫌いな理由(学年別)

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