平成11年度福島県児童生徒の健康、体力・運動能力の現状-001/55page

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1 平成11年度本県児童生徒の発育・健康状態の状況

1 調査結果の概要

(1) 発育状態

○ 平成11年度の児童生徒の体格を全国平均値と比較すると、身長・体重については男女とも全ての年齢で全国と同じか上回っている。座高については、15〜17歳女子が全国を下回っているが、それ以外では全国と同じか上回っている。

なお、女子の体重は上回る傾向が強い。

○ 身長においては、男子の11歳及び14歳の各年齢で、女子の10歳で過去最高となっている。

○ 体重においては、男子の8歳及び14歳の各年齢で、女子の10歳及び12歳の各年齢で過去最高となっている。

○ 座高においては、男子のll歳から14歳までの各年齢で、女子の10歳及び12歳の各年齢で過去最高となっている。

○ 本県の年間発育増加量の最大の時期は、男子の体重が全国より3年遅いが、他は同じである。

<年間発育増加量の最大の時期>

  本県 全国
身長 男子:11〜12歳(中1)の間 (7.3cm) 男子:11〜12歳(中1)の間 (7.4cm)
女子:10〜11歳(小6)の間 (5.4cm) 女子:10〜11歳(小6)の間 (6.7cm)
体重 男子:14〜15歳(高1)の間 (5.4cm) 男子:11〜12歳(中1)の間 (5.7cm)
女子:11〜12歳(中1)の間 (5.4cm) 女子:11〜12歳(中1)の間 (5.0cm)
座高 男子:11〜12歳(中1)の問 (3.7cm) 男子:11〜12歳(中1)の間 (3.6cm)
女子:10〜11歳(小6)の間 (3.4cm) 女子:10〜11歳(小6)の間 (3.3cm)

(2) 健康状態

○ 本県の疾病・異常の被患率等の中で最も高いものはむし歯(う歯)で、各学校種別の割合は幼稚園70.00%、小学校86.27%、中学校83.42%、高等学校89.47%となっている。次に高いのは裸眼視力10未満の者で、幼稚園17.73%、小学校31.42%、中学校48.78%、高等学校60.34%の順となっており、学校段階が進むにつれて高くなっている。

○ むし歯(う歯)の被患率は全体的に減少傾向にあるが、各学校段階全てで全国を上回っている。

また、12歳の永久歯の一人当たりの平均むし歯等数(喪失歯及びむし歯)についてみると、前年度と比較して「処置歯数」は増加したが、「未処置歯数」は減少傾向にある。

○ 肥満傾向については、小学校と中学校が全国を上回っているが、幼稚園と高等学校は下回っている。

○ ぜん息の者の割合は、各学校段階全てで全国を下回っている。

○ 心電図異常の者の割合は、各学校段階全てで全国を上回っている。


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