サクシード2中学校数学から高等学校数学へ-007/69page
3「図形」,「証明」においてよくつまずきが見られる内容と小・中・高の関連
○図形や証明に関するつまずき
小図形の構成要素(直線,直角,辺,頂点,面)(小2)
三角形,四角形,長方形,正方形,直角三角形(小2)
二等辺三角形,正三角形,円,球,角,三角形の作図(小3)
台形,平行四辺形,ひし形,直線の平行・垂直,四角形の作図(小4)
直方体,立方体,直線や平面の平行・垂直,面積の概念(小4)
正多角形,おうぎ形,円周,円周率,中心角(小5)
図形の合同・決定,図形の性質(面積,平行線),体積の概念(小5)
角柱,円柱,角錐,円錐,底面,側面,立面図,平面図,立体の表面積(小6)
線対称,点対称,図形の対称性,拡大図,縮図(拡大,縮小の割合)(小6)
比と比の値(単位量あたりという概念)(小6)
→中 基本の作図(中点,垂直二等分線,垂線,角の二等分線)(中1)
点の集合と図形(線分,半直線,円,多角形)(中1)
平行線の性質,三角形の合同条件,三角形や平行四辺形の性質(中2)
図形と証明(中2)
証明の意味(何をすれば証明したことになるのか)
定義と定理(定義と定理の違い)
図形の相似(比の概念の理解と図形への適用)(中2)
三角形の相似条件,平行線と線分の比,中点連結定理
円の性質(円と直線,円と円,接線),円周角と中心角(中3)
三平方の定理(中3)
相似と計量(相似比,面積の比,体積の比)(中3)
→高 三角比(数1)
鈍角の三角比(鋭角の場合から拡張された定義)
図形の計量(公式の意味と適用)
式と証明(中学校の図形の証明との違い)(数A)
証明の意味,進め方,条件式の意味と用い方
○図形や証明の領域におけるつまずきの特徴
(1)平行線と相似に関する図形の計量が苦手である生徒が多い。
(2)問題文を解釈したり,図に表したりすることが苦手である。
(3)定義や記号を正しく理解していないためのつまずきが多い。
(4)証明を筋道立てて書くことができない生徒が多い。
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