平成12年度福島県中学校新教育課程説明会要項-035/64page
している役割、(2)コンピュータの基本的な構成と機能及び操作、(3)コンピュータの利用、(4)情報通信ネットワークの4項目と、生徒の興味・関心に応じて選択的に履修させる発展的な内容の(5)コンピュータを利用したマルチメディアの活用、(6)プログラムと計測・制御の2項目で構成されている。
ここでは、コンピュータの基礎的・基本的な構成や操作などの実践的・体験的な学習活動を通して、情報手段の果たしている役割を理解させ、情報を収集、判断、処理し、発信ができるようにするとともに、自ら課題をもって解決する能力と生活に生かす態度を育成する。
〔家庭分野〕
1 目標
実践的・体験的な学習活動を通して、生活の自立に必要な衣食住に関する基礎的な知識と技術を習得するとともに、家庭の機能について理解を深め、課題をもって生活をよりよくしようとする能力と態度を育てる。
2 内容
A 生活の自立と衣食住
すべての生徒に履修させる基礎的・基本的な内容の(1)中学生の栄養と食事、(2)食品の選択と日常食の調理の基礎、(3)衣服の選択と手入れ、(4)室内環境の整備と住まい方の4項目と、生徒の興味・関心等に応じて選択して履修させる内容の(5)食生活の課題と調理の応用、(6)簡単な衣服の製作の2項目で構成されている。
ここでは、衣食住の基礎的・基本的な内容に関する実践的・体験的な学習を通して、自分の生活に対する関心を深め、健康を考えた衣食住の生活を進んで工夫できるようにする。また、衣食住の生活について、課題をもって計画を立てて実践する能力と態度を養うことにより、生活の自立を図る。
B 家族と家庭生活
すべての生徒に履修させる基礎約・基本的な内容の(1)自分の成長と家族や家庭生活とのかかわり、(2)幼児の発達と家族、(3)家庭と家族関係、(4)家庭生活と消費の4項目と、生徒の興味・関心等に応じて選択して履修させる内容の(5)幼児の生活と幼児との触れ合い、(6)家庭生活と地域とのかかわりの2項目で構成されている。
ここでは、幼児の観察や遊び道具の製作などの実践的・体験的な学習を通して幼児に関心をもたせ、子供が育つ環境としての家庭や家族の人間関係について考えることにより、家庭や家族の基本的な機能や重要性を理解させることをねらいとしている。また、消費者としての自覚を高めるとともに、環境に配慮して主体的に生活を営む能力や家族や地域社会の一員として課題をもって生活をよりよくしようとする態度を育てる。
3 指導計画の作成と内容の取扱い
(1)指導計画の作成
指導計画の作成にあたっては、次の事項に配慮するものとする。
1)3学年間を見通した全体的な指導計画
ア 技術分野及び家庭分野の授業時数については、教科の目標の実現を考慮し、各学年におけ