平成12年度福島県中学校新教育課程説明会要項-046/64page

[検索] [目次] [PDF] [前][次]


2 目標及び内容

(1)目標


 望ましい集団活動を通して、心身の調和のとれた発達と個性の伸長を図り、集団や社会の一員としてよりよい生活を築こうとする自主的、実践的な態度を育てるとともに、人間の生き方についての自覚を深め、自己を生かす能力を養う。

[目標についての理解を深める五つの観点]

 1)望ましい集団活動の育成(特質及び方法原理を示している。)

 2)個人的な資質の育成


望ましい集団活動とは、

 集団の各成員が互いに人格を尊重し合い、個人を集団に埋没させることなくそれぞれの個性を認め合い、伸ばしていくような活動を行うとともに、民主的な手続きを通して、集団の目指すべき目標や集団規範を設定し、互いに協力し合って望ましい人間関係を築き、充実した学校生活を実現していくこと。

 3)社会的な資質の育成

 4)自主的、実践的な態度の育成

 5)人間としての生き方の自覚と自己を生かす能力の涵養

(2)内容

〔学級活動〕


 学級活動においては、学級を単位として、学級や学校の生活への適応を図るとともに、その充実と向上、生徒が当面する諸課題への対応及び健全な生活態度の育成に資する活動を行うこと。

○活動内容

 1)学級や学校の生活の充実と向上に関すること

 ・学級や学校における生活上の諸問題の解決

 ・学級内の組織づくりや仕事の分担処理

 ・学校における多様な集団の生活の向上

 2)個人及び社会の一員としての在り方、健康や安全に関すること

 自己探求や自己の改善・向上の視点から、人間としての生き方について自覚を深め、社会の中で自己を正しく生かす能力を養うことと広くかかわらせて指導することが大切である。

 ア 個人及び社会の一員としての在り方

 ・青年期の不安や悩みとその解決

 ・男女相互の理解と協力

 ・自己及び他者の個性の理解と尊重

 ・望ましい人間関係の確立

 ・社会の一員としての自覚と責任

 ・ボランティア活動の意義の理解

 イ 健康や安全に関すること。

 ・心身ともに健康で安全な生活態度や習慣の形成

 ・性的な発達への適応

 ・学校給食と望ましい食習慣の形成

 3)学業生活の充実、将来の生き方と進路の適切な選択に関すること


[検索] [目次] [PDF] [前][次]

Copyright (C) 2000-2001Fukushima Prefectural Board of Education All rights reserved.
掲載情報の著作権は福島県教育委員会に帰属します。