平成12年度福島県小学校新教育課程説明会要項-010/64page

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合した。
   ・第4学年の地域における現在の開発に関する内容は、政治の働きとかかわりが深いことから、第6学年の政治の内容に移行した。また第4学年の我が国の国土の様子に関する内容は、第5学年に移行統合した。
  イ 産業と国土の学習の改善(第5学年の内容の再構成)
   ・我が国の農業や水産業、工業の盛んな地域の具体的事例については、取り上げる具体的事例を一層選択できるようにした。
   ・貿易の特色や運輸の働きについては、農業や水産業、工業に関する内容を関連付けて扱うようにした。
   ・伝統的な技術を生かした工業に関する内容は、自分たちの住んでいる県(都、道、府)についての理解を一層深めるようにする観点から、中学年の県(都、道、府)の産業に関する内容に移行した。
   ・国土の様子に関する内容のうち、抽象的な学習になりがちな人口や資源の分布などは中学校へ移行統合した。
  ウ 歴史学習の改善(第6学年の歴史学習の改善)
   ・指導内容の厳選を図る観点から、歴史上の代表的な事象にとどめて学習するようにし、網羅的な学習にならないようにした。また、室町時代や江戸時代の文化に関する事象を選択して学習できるようにした。なお、例示した人物については、小学校の歴史学習の趣旨を一層充実させるために、また取り上げる歴史的事象とのかかわりから、現行どおりとした。
   ・我が国の戦後の歴史に関する内容については、オリンピックの開催などを取り上げ、国民生活が向上し国際社会の中で重要な役割を果たしてきたことについて学習するようにした。
  エ 政治に関する学習の改善(第6学年の政治学習の改善)
   ○第6学年の政治の働きに関する内容については、抽象的な学習にならないよう、身近な公共施設の建設、地域の開発、災害復旧の取組などの具体的な事例を通して学習できるようにし、政治の働きと我が国の政治の考え方について一層具体的に理解できるようにした。
  オ 国際理解に関する学習の改善
   ・第6学年の国際理解に関する学習において、現行の我が国の国際交流や国際連合の働きに加えて国際協力の様子を扱い、具体的な事例を通して学習するようにし、外国の人々と共に生きていくためには異なる文化や習慣を理解し会うことが大切であることや、平和の大切さと我が国が世界において重要な役割を果たしていることを考えることができるようにした。
   ・現行の第4学年及び第6学年に加えて、第5学年においても我が国や諸外国の国旗について扱うようにした。
  カ 学習の対象や事例を選択して扱えるようにした内容


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